スタンド語り その3

前回『ブロックヘッド』抜かしてた。


このスタンドの触れたものには、実体化した『釘』が現れる。
この『釘』はしっかり刺さっている場合もあれば、今にも抜けそうになっている場合もある。
その基準は……物体の『固定する力』。
たとえばペットボトルの蓋……しっかり締まっていれば、その『釘』は『釘抜き』でも使わないと簡単には抜けないだろう。
逆に緩ければ『釘』はグラグラし、指でつまんで楽に抜くことができる。
つまり『釘の刺さり具合』=『固定する力』といわけだ。
そしてイコールで結ばれているということは、逆もまた然り。
『釘』を緩めれば『固定する力』も弱まり、外す、開けるなどの動作が簡単になる。
この『釘』は物体から数センチ離れると消えるため、武器としては使いにくいだろうな。
このスタンドの名は、『ブロックヘッド』。

『ブロックヘッド』
パワー:B スピード:C 射程距離:D
持続力:B 精密動作性:B 成長性:C

何か元ネタがあった気がするが、忘れた。
このままじゃ応用性が厳しいが、釘の射程を伸ばしたくらいでは改善できそうにない。
能力そのものをアレンジする必要がある。


『汚れ』を吸収してパワーアップするスタンド。
『服についた泥』『フライパンにこびりついた油』『塀に書かれた落書き』など、どんな汚れでもいい。
吸収しなくても死ぬことは無いが、最終的には発現が不可能になる。
回復するには本体自身が何らかの方法で『汚れ』を摂取しなくてはならないようだ……たとえば『啜る』とかな。
名前は『ナチュラル・ブラック』……清掃活動は大変だろうが、せいぜいがんばってくれ。

『ナチュラル・ブラック』
パワー:汚れ次第 スピード:汚れ次第 射程距離:汚れ次第
持続力:汚れ次第 精密動作性:汚れ次第 成長性:C

能力値が「〇〇次第」ってのを作りたいと思ったわけだが……あんまりよろしくない。
金を汚れに変えただけじゃねという。


ハードフロア』、それが君に目覚めた才能の名だ。
能力は射程内の鉱物を自在に『削る』。
射程距離は約5m。
削った部分はスタンドにも干渉が可能なようだ。
ちなみに能力を解除しても削ったものは元には戻らない……注意しておけ。

『ハードフロア』
パワー:C スピード:C(A) 射程距離:E(D)
持続力:C 精密動作性:A(A) 成長性:C

割と好きだが、「削った部分」という言い方がイマイチ。
しかしこれを無くすと強さが厳しい。
これのPLは意外と長くオウガにいるようだ。


『破壊の予約』が、『マッド・スキル』の能力だ。
『マッド・スキル』の触れた物体は『予約者』以外には決して破壊できない。
この『予約者』は、対象に触れた瞬間に半径15m以内にいる誰かから君が選ぶ。
対象は『予約者』以外には破壊できないが、『予約者』の場合は触れるだけで木っ端微塵に破壊してしまう。
『力をこめているかいないか』ではなく、『触れたか触れていないか』、だ。
なお、本体を『予約者』にすることは不可能。
『死神』になれるかどうかは君次第だ。

『マッド・スキル』
パワー:A スピード:A 射程距離:E
持続力:A 精密動作性:E 成長性:E

「このスタンドによる破壊は、『予約者』が触れるまで起こらない」みたいなほうがいいかな。
なんでも木っ端微塵だと面白くない。
PKスタとして射抜いたので能力値はこのまま。


才能があったようだな。
『ノイマン・CPO』……能力は、『同時処理』。
スタンドの殴ったものが特定の動作を行ったとき、同時にあらかじめ定めておいたもう1つの動作も行われる。
例えば車の運転席側のドアを開けると同時にエンジンを入れる、という風だ。
ただし、『開ける』と『閉じる』のような相反する動作を同時に行わせることは不可能。

『ノイマン・CPO』
パワー:C スピード:A 射程距離:D
持続力:D 精密動作性:B 成長性:B

あらかじめ仕込んでおくことが大切な能力。
持続力はもっと長くていいな。
同時処理→コンピュータ→フォン・ノイマン
ついでにCPOがCPUと似てたので採用。


『水面』に『別の水面から見た光景』を映し出すスタンド。
1つの水面で同時に映せる光景は1つだが、自由に切り替えできる。
なお、この『水面』は『溜まった水の表面』だけでなく、『雨粒』などの表面も含まれる。
スタンド名は……『レイクサイド』と名づけた。

『レイクサイド』
パワー:C スピード:D 射程距離:D
持続力:B 精密動作性:C 成長性:B

オリジナリティは低い。
覗くだけじゃあねぇ……。


無事に目覚めたようだな。
スタンド名は『ハンマーボックス』。
人型……両手に鉄球を持っているな。
『ハンマーボックス』とこの鉄球は、『雷』で繋がれている。
この『雷』は当然触れたものを『感電』させるが、絶縁体によって楽に切られてしまうだろう。
切られてしまったら再度鉄球に触れない限り『雷』は現れない。
ちなみに『ハンマーボックス』は『雷』に触れても『感電』しない……というか、こいつにとってはただの『紐』だ。

『ハンマーボックス』
パワー:C スピード:B 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:A 成長性:C

カービィ64のコピーが元ネタ。
鉄球と雷という繋がりも別の元ネタがあった気がする。
スタンドらしくアレンジできてるかと問われればNOだが。


……君とスタンドには何か強い絆でもあるのか?
二人の間に邪魔物の存在を許さないようだ。
要するに、君たちに挟まれたものを『崩壊』させる能力。
触れる必要は無い……ただ間にいるだけで脆くなり、崩れていく。
その『崩壊』のスピードは二人の距離によって変化する。
また、二人の間から抜け出せば『崩壊』は止まるが、直ることは無い。
邪魔物の崩壊……このスタンドは『ベルリン』と名付けた。

『ベルリン』
パワー:D スピード:D 射程距離:D
持続力:B 精密動作性:C 成長性:C

『トレッサーホーン』みたいな能力を作りたかったんだがね。
難しい。


本体の視線の先には、『ヒビ』が生み出される。
見続けるほどヒビは広がっていくが、目を離せば一瞬にして消えてしまう。
しかし殴って砕くなどしてヒビをヒビで無くせばダメージは残せるだろう。
才能の名は……『ゴートスネイク』。

『ゴートスネイク』
パワー:C スピード:C 射程距離:D
持続力:D 精密動作性:E 成長性:C

『ヒビ』
パワー:なし スピード:D 射程距離:視界
持続力:見ている限り 精密動作性:E 成長性:なし

視線の先にヒビってのは気に入ってるが、全体的にはイマイチ。
「常に視点を中心にヒビが存在し、瞬きしない限りヒビは広がり続ける」……うーん。
ヒビのスピードはCでもよさげ。


釣竿型のスタンドだな。
釣針を『人体の一部』に変化させるのが能力。
変化した部分は本体と感覚を共有するようだ。
名は『ザ・リバークラブ』とでもしておくか。

『ザ・リバークラブ』
パワー:なし スピード:なし 射程距離:B
持続力:A 精密動作性:なし 成長性:B

『人体』
パワー:C スピード:C 射程距離:リールの先端
持続力:A 精密動作性:C 成長性:C

お気に入り。
応用性もほどほどにあっていい具合だと思うが、使用する人体が限られそうなのがもったいないか。
釣竿スタってあまり見ない気がする。