スタンド語り その5


人工衛星』のヴィジョンだな。
液体にのみ影響する『気象現象』を生み出す能力。
その他のものにはまったくの無害……あくまで『気象現象』は、だがな。
スタンド名は『ジョージア・サテライト』と名づけよう。

『ジョージア・サテライト』
パワー:D スピード:B 射程距離:C
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B

海の嵐とかそんなイメージで作ったんだが、液体限定っつーのは正直使い道無いな。
無生物限定くらいで。


『人工物』を『一秒』だけ消し飛ばすのが能力だ。
消し飛ばすといっても永久に消滅するわけではなく、一秒経過すれば同じ場所に再び現れる。
……『同じ場所』というのは、例えば地面に落ちているものなら『地面』、手に持ったものなら『手』となる。
対象は同時に『1つ』のみだ。
君のスタンドの名前は、『ミステリアス・トラベラー』。

『ミステリアス・トラベラー』
パワー:B スピード:B 射程距離:D
持続力:E 精密動作性:D 成長性:B

どうしろってんだ。


纏うタイプのスタンド、『マシン・ヘッド』。
肉体を『切り離す』能力だ。
切り離した肉体は離したり近づけたりは自由らしい。
ただし、まるで『見えない棒』で繋がれているかのように、切断部から一直線にしか移動させられない。
離れられるのは最大で2m程度、同時に5箇所まで切り離せる。
また切断部は空間を超越して繋がっており、血が出たりはしないようだ。

『マシン・ヘッド』
パワー:B スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:E 成長性:B

なんで5箇所なんだろう。
能力はともかく、纏うタイプである意味は薄いな。


才能があったようだ……目覚めたスタンドの名は、『スキンレス』。
『水面』を剥がし取る能力。
剥がし取られた液体の中にあるものは外へ出られず、逆に外から入ることも出来ない。
液体へ出入りするのは『水面』からで、その出入り口が消えるわけだからな。
剥がし取った『水面』は物体に貼り付けることが可能で、貼り付けられた物体の内部は『水中』となる。
『水面』が傾けば中から『液体化した物体』が溢れ出し、出し切れば物体はハリボテと化すだろう。

『スキンレス』
パワー:C スピード:A 射程距離:C
持続力:D 精密動作性:C 成長性:B

我ながらよく分からない発想。
嫌いではないが。
しかし使いどころが難しそうだ。


スタンド名……『ヘヴィ・ステレオ』。
纏うタイプのスタンド。
殴打等によって物体にぶつけたパワー、それと同等のパワーを『全体』に『叩き込む』。
それが『ヘヴィ・ステレオ』の能力だ。
パワーを『分散』させるわけではない……『全体を同時に攻撃する』能力といってもいい。
その破壊力は『圧倒的』と言えるな。
だが、『ヘヴィ・ステレオ』の能力は相手にばかり作用するのではない。
自身が受けたパワーもまた、全身に降り注がれてしまう。
長所と短所が表裏一体、『諸刃の剣』の能力だな。

『ヘヴィ・ステレオ』
パワー:A スピード:C 射程距離:E
持続力:C 精密動作性:E 成長性:A

ハイリスクハイリターン。
防御力に定評のある纏うタイプを捻ってみる。
攻撃の際に纏うタイプである必然性がないのが問題か。


自身を物体に勢いよくぶつけると、触れた部位は物体に『突き刺さる』。
そして突き刺さった部位を軸として『回転』させることが能力だ。
このスタンドは『アームストロング』と名づけよう。
物体の重量が『アームストロング』に持ち上げられる程度ならば、物体が『回転』する。
逆に、持ち上げられないような物体であれば『アームストロング』自身が回転することになる。

『アームストロング』
パワー:C スピード:A 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:C 成長性:B

元ネタあったと思うが忘れた。
まあ……普通のスタンドか。
使いやすくはあるだろう。


『雲』……それが君の才能、『レイン・ドロップス』のヴィジョンだ。
発現時の大きさは本体程度だが、他の『煙』と同化することで巨大化できるらしい。
能力は、『雲』に突っ込んだものを『雨のように降らせる』。
降るのは『オリジナル』の『コピー』だが、『オリジナル』と寸分違わぬ出来となっている。
降り注いだ『雨』……『コピー』は地面に落ちても残り続けるが、水に触れると溶けるようにして消えてしまうようだ。
生物も『雨』にできるが、『生命』まではコピーできない。
つまり降らせる生物に魂は無く、死体のような『抜け殻』ということだな。
なお降り注ぐのは突っ込んだ『部分』のみ……突っ込んだのが腕だけなら、降るのは『腕の雨』だ。

『レイン・ドロップス』
パワー:なし スピード:D 射程距離:B
持続力:A 精密動作性:D 成長性:B

上手くいけば強力な攻撃ができるが、割と面倒くさい気がする。
あとメインの使い方は単なるコピー生成になりそうだ。


射抜いた……どうやら才能があったようだ。
君の傍に突っ立っているそいつ……その身体の表面からは『火薬』が滲み出す。
この『火薬』は吸着性を持っており、触れたものの表面に引っ付けることも可能。
『火薬』の着火方法は、移動速度が『人間並以上』になることだ。
条件が満たされれば火薬量に応じた威力の爆発が起こるだろう。
ただし、『火薬』の触れているものにダメージは無いようだ……衝撃はあるがな。
君の才能には『アクセル・レッド』と名づけておこう。

『アクセル・レッド』
パワー:C スピード:B 射程距離:D
持続力:B 精密動作性:D 成長性:B

ノーダメなら衝撃も無いべきだし、衝撃があるならダメージもあるべき。
こいつはダメージ、衝撃ともにアリでいいだろう。
『ブロークン・ソシアル・シーン』と似ていることには後日気づいた。


望みどおり射抜いたぞ……。
君の才能、『ザ・ストライクス』の能力は、『紐を通す』。
紐の『先端』をあらゆる物体に抵抗無く差し込むことが可能だ。
通したまま能力を解除すれば、紐と物体は『一体化』するだろう。

『ザ・ストライクス』
パワー:C スピード:B 射程距離:C
持続力:C 精密動作性:A 成長性:C

縫い合わせたりできるよという能力。
一体化は無くていいな。
ハンマー投げのハンマーみたいな使用法を想定してたが、一体化しなくてもそれっぽいことは可能だし。


二人目の射抜きも成功したようだ。
スタンドの名は、『キャノン・ボール』。
回転する物体に『電気』を纏わせる。
回転速度が速いほど、電気も強力になるようだ……。
ただし、纏っている物体自体が感電することは無い。

『キャノン・ボール』
パワー:B スピード:C 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B 成長性:D

あんまり面白みがない。
電気って面倒くさいしなー。